ビタミンKを多く含む食品

ビタミンKを多く含む食品

納豆・青汁・クロレラ・モロヘイヤなど

相互作用に気をつける薬

抗凝結薬

ワーファリンなど


一緒に飲むとどうなるの?

ワーファリンには、血液のかたまり(血栓)ができるのを防ぐ働きがありますが、ビタミンKはこの働きを妨げ、ワーファリンの効き目を弱めます。

どうして?

ワーファリンには、血液のかたまり(血栓)ができるのを防ぐ働きがあります。
血管に血液のかたまりが詰まると心筋梗塞や脳梗塞など危険な病気を発症します。普通の状態では血液が体内でかたまることはありませんが、血液の流れが悪くなったり、血管が傷つけられたり、人口弁や人工血管といった異物が体内にある場合には血液のかたまりができやすくなります。
血液がかたまる仕組みにはビタミンKが関与していますが、ワーファリンはビタミンKの作用を妨害することで血液のかたまりをできにくくしています。
ですから、ワーファリンの服用中にビタミンKを多く含む食品を摂取するとワーファリンのビタミンKに対する妨害が不十分となり、血液のかたまりができるのを防ぐ作用が弱められます。

どうすればよいの?

ワーファリンを服用中の方は、納豆・青汁・クロレラ・モロヘイヤなどのビタミンKを多く含む食品の摂取を避けてください。特に納豆は、他の食品に比べてビタミンK含有量が多い上に、摂取後に腸管内でもビタミンKを合成するため、摂取を中止しても3〜4日は阻害作用が持続しますので注意が必要です。
ブロッコリー・ホウレンソウ・メキャベツ・ニラなどの青野菜もビタミンKを含んでいますが、こちらは一度に大量に摂取しなければ、摂取を禁止する必要はありません。

納豆に含まれる納豆菌は、少量でも腸の中で、ビタミンKの生合成を促進します。
ビタミンKの働きをワーファリンでせっかく止めていたのに、納豆菌があとからどんどんビタミンKをつくり出していまい、ワーファリンの効き目が悪くなってしまうので、摂取はやめましょう。(摂取中止後も、3〜4日は阻害作用が持続しますので、注意が必要です。) ただし、納豆の原料である大豆のビタミンK含有量は多くないので問題はなく、同じようにねばねばした食品であるオクラ等も食べても大丈夫です。

さらにキャベツ・芽キャベツ・ブロッコリ・レタス・ホウレンソウ・ニラ・クロレラ食品・海藻類・青汁…にも、抗凝固薬ワルファリンの作用を阻害するビタミンKが含まれています。

それらには、ビタミンKを腸内で合成する働きはなく、付け合せ程度の摂取量であれば気にしすぎることはありません。(*芽キャベツには、ホウレンソウを上回る量のビタミンKが含まれますので、要注意。)

しかし、ビタミンKは熱を加えても安定なので、煮込み野菜やスープ、ジュースなどで多量に食べたりすることは、控えたほうがいいでしょう。

また、「ワーファリン」服用中は、ビタミンEの過剰な摂取によって今度は逆に、薬の作用を増強させてしまう可能性があるため気をつけましょう。(ビタミン E含有食品:うなぎの蒲焼・大豆油・胡麻油・玄米・本鮪の赤身・ビタミンEサプリメント…など)

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